
サウスピークのTOEFLコースへ1ヶ月間ブロガー留学したぺんたとんです。
ワシントン大学院博士課程で勉強する私ですが
- なぜサウスピークに留学したのか
- サウスピークの良し悪し
- TOEFLコースのカリキュラム
全てここで議論します。
fa-align-left長い記事なのでまずは目次をご覧ください。
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記事の概要を
TOEFLコースへ留学した理由
既に米大学院で勉強中なのに、なぜ語学留学をしたのか。
語学留学と正規留学のギャップ
私の大学院出願時の英語レベルは実はとても低かったんです。
たまたま大学院から合格を頂いて、アメリカに渡ることになりましたが、そこで待ち受けていたのは地獄でした。
1年の正規留学を終えてもなお、英語力が全く上がらず、鬱になり1年休学することになりました。
英語恐怖症の始まりはTOEIC
私が鬱になった原因は、英語への苦手意識からくる対人恐怖症でした。
英語の苦手意識はTOEICから始まりました。どれだけ勉強しても点数が伸びないTOEIC。
その後大学院出願のためにTOEFLの勉強に舵を切るも、ここでも全く伸びず。
TOEFL試験に20回ほど申し込み、実際に受験したのは2回だけ。留学以前から英語恐怖症のようなものを抱えていたんです。
詳しくはこちらの記事
TOEFLを克服したかった
そんな思いから、サウスピークのTOEFLコースに語学留学することにしました。
もっと詳しい理由はこちらの記事で
サウスピークの前評判と現実
サウスピークに留学することを決める前に、ネットでしっかりと吟味しました。
ここではサウスピークのいろんな評判を議論していきます。
日本語禁止校という存在
サウスピークには英語しか喋ってはいけない、English Only Policy(EOP)を徹底させている校舎があります。
その校舎への入学条件はTOEIC600以上で、TOEFLコースの人はこの日本語禁止EOP校で学ぶことになります。
実際に英語しか話さないか?
寝泊まりする部屋以外で日本語を喋る生徒に出会ったことがありません。
TOEIC600以上を入学条件にすることで、日本語禁止が徹底できるのだと思います。
日本人比率は100%ですが、話されている言語の日本語比率は0%です。
生徒の平均勉強時間
生徒全体の平均勉強時間は1日10時間とされています。
特にTOEFL生徒の推奨勉強時間は12時間に設定されています。
つまりTOEFLコースの生徒は1ヶ月あたり360時間の勉強をすることになります。
本当にそんなに勉強できる?
まず、サウスピークでは授業が4時間あります。
グループレッスン | 1つ |
マンツーマン | 3つ |
TOEFLコースでは予習復習だけで6時間以上かかります。
- リーディングorリスニング予習+語彙:2時間以上
- リーディングorリスニング復習:1時間以上
- スピーキング復習:1時間以上
- ライティング復習:2時間以上
自習をしなければ授業についていけないため、自ずと勉強時間が二桁になります。
授業時間が少なすぎる?
そういう意見をあちこちで見てきました。私から言わせてもらえば「とんでもない事を言う人もいるもんだな」くらいの感想でしたが、これについてはまた後で書きます。
3ヶ月でTOEFLを20点上昇させる
サウスピークに3ヶ月留学した人全体のTOEICスコア上昇平均は200点以上です。
更に驚いたのが、上位7割の平均上昇スコアは300点近くでした。
そんなサウスピークが2018年12月から「3ヶ月でTOEIC600からTOEFL80へ」とのスローガンを掲げて、TOEFLコースを開設しました。
本当に3ヶ月で20点あがるの?
3ヶ月で20点あげるというのは中々難しいように思います。
ただ、TOEFLコースの3ヶ月の合計推奨学習時間は1020時間なので、それを考えるとあり得なくもないと思ってます。
TOEFLのカリキュラムと進度
TOEFLコースのカリキュラムは「60点の人が80点を目指すレベルの進度」に合わせて作られていると感じました。
カリキュラムはあくまで目安なので、早く進める人は早く進んでいるのも事実です。
リーディング
リーディングはグループレッスンで、グループレッスンは1コマまでしか取れないため、リスニングと隔週で入れ替わります。
レッスン内容は難しめ
毎日グループレッスンで1題扱います。授業では前日各自で解いてきた1題を答え合わせしていきます。
なぜその答えを選んだのか、全員説明が求められるのでかなり負荷が高いです。
各パッセージの要約も求められるので、これがかなりスピーキングの練習にもなります。
もちろんTOEFLのテクニックも教えてもらえますが「自分の意見をしっかりと言う場」と捉えてレッスンに挑むべきです。
レッスン進度はちょうどいい
毎日1題扱うので、進度はちょうどいいです。
リーディングは1題だけでも復習に時間がかかりますし、意見を言う練習をしないと授業で空気になるので予習の負担もあります。
TOEFL60くらいだと付いていくのに大変だと思いますが、食らいつけばリーディング意外での成果も出ると思います。
グループレッスンが一番楽しい
TOEFLコースのクラスメイトは皆、口を揃えてグループレッスンが一番刺激的で楽しいと言ってました。
クラスが楽しいので皆と仲良くなれますし、ランチタイムやディナータイムも一緒にご飯を食べて英語でディスカッションして英語力を高め合ってました。
リーディングとライティングの詳細
リスニング
リーディングの授業がない週にリスニングの授業があります。
レッスン内容は普通に難しい
毎日2題を授業中に解いて答え合わせをします。
その際にリスニングの概要を自分で理解できた範囲まで説明する必要があります。
もちろん、なぜその答えを選んだのかの説明もしなければいけません。
レッスン進度はいい感じ
リスニングの予習は単語だけで、復習をメインに学習します。
- 音読
- シャドーイング
- お好みでリピーティング
何回も声に出すのでリスニングだけで数時間使うことも。
唯一文句があるとするなら
リーディングとリスニングは共にグループクラスで、グループクラスは1つまでという縛りもあるので、毎日RとLの授業をするということができません。
ですが、TOEFLコースのメンバーはほぼ全員
と言っていますし、私もそう思います。
とりわけ、既に80点を持っている人やTOEFLコースに慣れてきた人は、RとLを毎日やっていく体力があると思います。
TOEFLのグループレッスンを教える講師は二人いるので、今後のサウスピークに期待です。
サウスピークの生徒レベルはこちら
ライティング
ライティングはIndependentとIntegratedの授業が毎日あります。
Independentの内容
Independentのカリキュラムでは基本的に2日で1つのエッセイを完成させるようになっています。
1日目の授業で課題に関するアイデア出しを先生と議論して構想を作り上げます。
宿題で課題を書き上げ、翌日に添削をしてもらいます。
そして毎週金曜日の授業で30分の時間制限を設けて実際の試験形式でライティングします。
基本の流れ
- 1日目:
ブレインストーミング&宿題でindependentタスク - 2日目:
前日タスクの添削
カリキュラムの想定進度は結構遅い
カリキュラムでは1回分の授業を添削に充てていますが、実際には「添削&次のブレインストーミング」が1日で出来ます。
もちろん生徒のレベルにもよるとは思いますが、クラスメートは毎日添削してもらっていると言っていました。
私も毎日Independentは添削してもらっていました。
Integratedの内容
Integratedではリーディング概要まとめ、リスニング概要まとめ、ライティング&添削の3日ローテで1つの課題を終わらせます。
基本的な流れ
- 1日目:
リーディング内容まとめ - 2日目:
リスニング内容まとめ - 3日目:
実際にライティング&添削
ちなみに、宿題としてライティングをやってくるというオプションを取ると、2日ローテで1つの課題が終わることになります。
想定進度はちょっと遅い
私の場合はリーディング&リスニングまとめを1日で終わらせて、宿題としてライティングしてました。
翌日に添削をしてもらって、その後に次の課題のリーデイング&リスニングまとめを繰り返すので、Integratedも毎日書いていたことになります。
Integratedタスクが苦手な方は1日でリーディング&リスニングのまとめが出来ないので、その場合は2日サイクルということになるでしょうか。
ライティング授業の疑問点
授業時間中に本番同様試験形式で練習をすることに意味があるのかは謎です。
先生によっては生徒が書いてる間に同じテーマでエッセイを書いてくれて「添削&お手本披露」の授業が成り立ちます。
ただ基本的にはエッセイは自分一人でできるものなので授業時間を削る必要はないかなと思います。
スピーキング
月曜は2題、その他は1題で1週間でタスク1からタスク6までカバーします。
スピーキングクラスの内容
授業では、各課題の完璧な解答を先生と一緒に作り上げます。
テキストベースで解答を仕上げて、宿題としてそれを暗唱できるまで繰り返し録音します。
次の日の授業で録音データで改善点を教えてもらえます。
カリキュラム進度は十分
Integratedのタスクが苦手な人は1日1題でも結構苦労するかもしれません。私は1日2題こなしてました。
ちなみに、スピーキング授業でできるのはタスクの個別性に慣れるくらいだと思います。
スピーキング能力は「各授業で要求される口頭での内容のまとめ」を通じて改善されます。
スピーキング授業の疑問点
テキストで解答を完璧に仕上げる意味があるかどうかは、やはり疑問です。
TOEFL60から80を目指す人に対していきなり口頭で内容をまとめろというのは酷ですが...。
私の場合は、テキストベースで解答を仕上げるのが時間がかかって嫌だったので、先生と相談しました。
その結果「その場ですぐに解答を録音してそれを先生が修正する」の繰り返しを各タスク10回ほどやってました。
かなりハードでしたが、喋り続ける力は付きました。
TOEFLコース&サウスピークの総評
先生やスタッフ、カリキュラムなども含めて悪いところと良いところを考えてみました。
悪いところと改善点
個人的な意見も含まれますが、改善してほしいなと思う点を挙げます。
1:カリキュラムの想定進度が遅め
これはかなり個人的な意見ですが、TOEFLコースの想定進度は少し遅かった印象です。
Toefl60から100レベルの生徒に一律適応可能なカリキュラムは作れないので仕方ないとは思いますが。
もちろんカリキュラムはただのカリキュラムなので、スタッフや先生としっかりと相談して個別に対応すれば個人のペースで進めていけます。
2:一部発音の悪い先生がいる
TOEFLコースの先生は固定されていて、指導クオリティは平均して高いです。しかし、一人だけ発音が悪い先生がいました。
オリジナルキャンパスから移動してきたばかりでTOEFLコース指導も慣れていないようで、他クラスメイトからの評判も悪かったです。
幸い毎週講師評価アンケートの提出があるので、そこでしっかりと意見を書いたところ、翌週から違う先生になりました。
3:F-wordを使う先生がいる
f**kという言葉を使う先生がいると友達からききました。
人によっては本当にどうでもいいことかもしれませんし、先生自体も生徒に合わせてコミュニケーションを取っているとはおもいます。
私個人の意見としては、ドラマやテレビならまだしも、あまり直接f-wordは聴きたくはないのでショックでした。
サウスピークの良いところ
今度は良いところを3つ列挙します。
1:とにかくレベルが高い
サウスピークは講師・スタッフ・生徒のレベルが平均して高いです。
特に日本語禁止EOP校の場合はそれが顕著です。生徒の平均TOEICは700程度で、スタッフやインターンでもTOEFL90以上だったりします。
TOEFLクラスメイトのレベルは?
2:皆が真面目に勉強している
ルームメイトは朝6時に起きて早々と自習室に向かったり、自室で勉強をしていました。
そこから夜10時まで自習室から帰ってこなかったり、かなり勉強に真面目なルームメイト達で非常に刺激をうけました。
自習室では常に他の生徒も勉強をしていて、音読可能なボイスルームでは誰かの声が常に響いています。
サボり癖の強い私でも勉強ができたので「環境の魔力」はすごいなと心から思いました。
3:英語上級者にも対応してる
サウスピークのグループレッスンってかなり厳しいです。
例えばTOEFLコースのグループレッスンでは常にマテリアルの概要をその場で口頭で伝えなければならず、これはかなり負荷が高いです。
TOEIC900を持っていても苦労する人がちらほらいました。
また、上級者向けグループレッスンとして「ティーチャークラス」というのがあります。
毎日先生二人の前でプレゼン&質疑応答をします。かなり負荷が高く、今の私でも音を上げるだろうと予想できますが、本当はこのクラスもとりたかったです。
日本の英語上級者に不足しがちな「自分の意見を英語で述べる力」「他人の意見を要約して伝える力」が鍛えられると思いました。
TOEFLはどれくらい上がったか
1ヶ月の留学でTOEFLの点数がいったいどれくらい上がったのかを共有したいと思います。
初日は67点
Reading | 21 |
Listening | 7 |
Speaking | 22 |
Writing | 17 |
Total | 67 |
リスニングの過去の公式スコアは14点だったので、今回は極度の不運があったのだと思います。
逆にスピーキングはなぜこの点数がとれたのかも分かっていません。
ライティングに関しては特に対策するまでもなく公式スコア22点とったことがあるので、採点はかなり厳し目だと思います。
14日後には84点
初日 | 半月後 | |
R | 21 | 24 |
L | 7 | 24 |
S | 22 | 18 |
W | 17 | 18 |
T | 67 | 84 |
リーディングは苦手な語彙問題が全部正解だったため点数が上がりました。
リスニングは一回目の不運を考慮してもかなり伸びました。今まで毛嫌いしていたノートテイクを徹底したおかげかなと思います。
スピーキングはテンプレートに慣れていないため一旦点数が下がりましたが、コツを掴めば点数は安定しそうです。
28日後には88点
初日 | 半月後 | 一月後 | |
R | 21 | 24 | 21 |
L | 7 | 24 | 27 |
S | 22 | 18 | 20 |
W | 17 | 18 | 20 |
T | 67 | 84 | 88 |
今度はリーディングの不運で、ほとんど何も分からない状態でしたがなんとか21点がとれました。
確かに語彙問題の半分を落としていたのでそこさえなんとかすれば25点は取れるかなと思っています。
一方でリスニングは34問中たったの2問のミスで、人生史上初の高スコアでした。
リスニングについては今後は安定して25点以上とれる自信があります。
TOEFLリスニングの勉強法の記事
スピーキングは形式になれたので20点付近を安定とれる自信はありますが、スピーキング能力の根本的上昇を試みないと24点以上はとれないかなと思います。
ライティングが20点なのはやっぱり採点が渋いなという印象です。本番ではもっと点数が出るはずです。
ベストスコアで考えると94点
Best Score | |
R | 24 |
L | 27 |
S | 22 |
W | 20 |
Total | 94 |
各セクションのベストスコアで考えると合計94点でした。
日本人が苦手なLとSで合計49点と考えると、もしかすると100点突破も夢ではないのかもしれません。
7月にTOEFL公式テストを受ける予定なので、またいい結果を報告出来ればと思います。
日本語禁止校ならではの面白い話
英語しか話せない環境で起こった会話の中で特に面白かったものを共有したいと思います。
I am one week old.
クラスメイトとルームメイトの会話です。
「サウスピーク何週間目ですか?」と聞かれたと勘違いしたルームメイトが「1週間です」と答えました。
ですが実際の質問は「何歳ですか?」だったので「1週間です」と返ってきて皆爆笑しました。
- 最初の疑問詞が聞き取れない
- 疑問文で何を聞かれたか分からない
It has last 4 years.
私と筋トレ仲間との会話です。
順調に会話をしていたのに筋肉痛が4年続いていると言われ、笑い転げてしばらく動けませんでした。
She comes from somewhere.
「日本人スタッフの○○さんが天然で〜」という話をしていたときの会話です。
「出身地どこだと思う?」という質問に対し「She comes from somewhere.」という哲学的・詩的な答えに吹き出しました。
日本語禁止校だからこそ楽しめるちょっとへんてこな英会話。
これも留学の醍醐味ではないでしょうか。
楽しかったフィリピン監獄留学
クラスメイトと仲良くなって一緒にご飯を食べにいったり、昼食中にディスカッションしたり、すごく有意義な時間を過ごせました。
大学院生、医学部生、自衛隊上がりの人や大学を休学して留学してきた人。いろんな人と関わることができて、とにかく楽しかったです。
彼らはサウスピークの日本語禁止EOP校舎のことを監獄だと言っていましたが、私からすればユートピアでした。
確かに、初日のTOEFL模擬試験の時点では
と家族にラインしていましたが、留学最終日には
と思うようになりました。
英語への恐怖心は少しだけ和らぎ、自信を取り戻すことも出来ました。
仲良くしていただいたクラスメイトの方には本当に感謝です。英語力向上とともに、精神安定にも役を買ってくれました。
今後も継続的に英語学習を続けていきます。サウスピークに留学したいなと考えてる人には、私も本心からオススメしておきます。
DEAR YOU VIEWERS,
HOPE YOUR SUCCESS 😉
サウスピーク留学の記事一覧
TOEIC600点から3ヶ月でTOEFL80点を目指すコース
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