小学校前の未学習児に早期英語教育をすることの意味を留学生が考察
英語を始めて学習した時の年齢を覚えているでしょうか?
  • ローマ字を覚える際に初めてアルファベットを覚えた
  • 中学生で初めて英語に大文字や小文字があることを知った

少し前までは、そういった方も少なくありませんでした。

しかし現在は、早期英語教育への取り組みが行われるようになり、1から10までの英語を数えることが出来る幼児は珍しくありません。

そこで今回は「早期英語教育についての是非」を考察してみました。

早期英語教育への意識は2極化

早期英語教育とは幼少期から英語を学習させていく取り組みのことですが、その意識ははっきりと2極化していると言っても過言ではありません。

早期英語教育は脳を活性化させる!

という意見もあれば

早期英語教育は母国語の理解を遅らせ脳の活動の妨げになってしまう!

という正反対の意見もあるのです。

とんすけ
それだけ早期英語教育への認識が高まっているってことだね

そういった情報が錯そうしている中で、我が子に英語を教えるべきかどうか悩まれている方も多いのではないでしょうか。

早期英語教育のメリットとは?

早期英語教育をすることのメリットとして考えられているものは、大きく3つあります。

  • 正しい発音の習得
  • 英語を言葉として学べる
  • 苦手意識が無くなる

1正しい発音を身に着けられる

まず第一のメリットとして、早期学習によって正しい発音を身に着けられるということです。

日本人が英語を話すことが出来ないことの大きな2つの理由として

  • 英語の発音が難しい
  • 正しく発音することが恥ずかしい感じてしまう

というものがあります。

幼児期の耳は音を聞き分ける能力に長けていると考えられており、英語の発音を耳から吸収しやすい時期であると考えられています。

幼少期からピアノを習っていたお子さんが音を聞き分けられるようになるのと同じ理屈で、早ければ早いほど正しい発音を身に着けられると言われています。

2英語を言葉として学べる

子供は母国語も単語から2語文、3語文へとステップアップして学習していく中で、文法を間違えて話してしまうことがあります。

「食べたい」と言いたいのに「食べた」と言ったり「おいしい」と言ってしまうことは誰にでもあるでしょう。

子供は会話をしていく中で大人の言葉を模倣しながら、日本語を言葉として取得していくことが出来ます。

早期英語教育では英語を「テスト勉強するために単語を暗記していくような方法」ではなく「言葉として日常的な会話の中で模倣しながら学習していく」ため、吸収率が高まるというわけです。

3苦手意識を持ちにくくなる

早期英語教育では英語をひらがなや数字を覚えるのと同じように学習していきます。

そのためひらがなや数字と同じ感覚でアルファベットを覚えていくことが出来るのです。

そもそもなぜ苦手意識が芽生えるのか?

英語の苦手意識はこう生まれる

  • 日本語では簡単に理解できることが英語では理解することが出来ない
  • 理解できないため学習への不安が生まれる
  • 結局「英語が分からない」「苦手だ」という意識に変わる

英語は言葉ですので、繰り返し使っていく中でこの苦手意識は薄れていくと考えられています。

私達のように英語をテスト科目として最初に学習をスタートしてしまうと、繰り返し間違いながら学習する時間が十分にありません。

より英語に触れる機会を増やすことの出来る早期英語教育は、英語が特別なものではない身近なものであると認識することが出来るため、苦手意識を持ちにくくすることに効果があると言われています。

とんすけ
苦手意識を持たないことは学習していく上で一番大事と言っても過言じゃないよね

早期英語教育のデメリットとは?

早期英語教育をすることのメリットが大きく3つあったのと同じように、デメリットも大きく3つあると考えられています。

1日本語の思考能力の低下

人は物事を考える時に母国語を使用します。

ところが早期英語教育を行うことにより、日本語と英語を同時に取得していくと、どうしてもその分の日本語の思考力が低下してしまい、結果的に日本語も英語も中途半端になってしまうと考えられているのです。

世界共通で、母国語の理解力は思考力につながると考えられている。

世界的には幼少期から2つの言語を取得するバイリンガルは珍しいことではありませんが、日本語と英語は文法にも大きな差があるために、混乱してしまうのではないかと考えられています。

これは「ダブル・リミテッド」とも呼ばれ、現在でも研究が行われている問題。

2精神的負担になりかねない

早期英語教育は子供が自発的に英語を学習したいと思い、英語を学習し始めるわけではありません。

幼少期から自発的に英語を学習したい

といったお子さんもいますが、それは少数派です。

親が英語教育に力を入れているけれど子供には興味がない場合、英語を学習することが精神的な負担となってしまうことがあると考えられています。

親が英語への興味を保てればこれは解決ができる。

これは他の習い事も同様ですが、親が一番やる気がある場合、どうしても温度差が生まれてしまいますので、だんだんと嫌な時間になってしまうのです。

その結果、英語を学習したいという自発的な意欲を削いでしまうことが懸念されています。

とんすけ
解決策として一番良いのは、お母さんやお父さんも一緒に英語を勉強すること!

3試験英語に直結しない

早期英語教育は音楽や会話、ゲームを通じて英語を学習していくというのがメインです。

決して暗記が求められるものではありませんし、SVOなど文法を学ぶこともほとんどありません。

そのため、本格的に英語を学習できる年齢になれば身に着けることが出来る範囲であること考えている方も多いのです。

試験科目としての英語学習と言う意味では、それはあながち間違いではありません。

早期英語教育で学ぶ英語は、会話をすることをメインに考えられているためです。

早期英語教育を行ったからと言って、TOEICや大学入試で勉強が人一倍出来るようになるわけではない。

これは帰国子女にも同様のことが言えます。

英語学習において、試験で満点を取ることを目標にしている方にとっては、早期英語教育は不要と考えられています。

小学校の英語必修はもうすぐ開始

2020年から小学校では3年生から英語教育義務化ということで、授業として英語を学ぶことになります。

英会話を楽しむということで、テストが始まり成績がつけられるのは5年生からです。

国をあげて英語教育に力を入れていく現在では、早期英語教育のメリットやデメリットを理解しながら英語に触れる機会を増やしてあげることによって、英語をより身近なものとして考えていくことは必要になってくるのではないでしょうか。

学習時期や学習方法だけに捉われず、英語に対する苦手意識を育てていかないことが大事です。

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