受験生必見:最強の英単語学習法は「覚えようとしないこと」

今回は”英単語の最強の暗記法”をメインに記事にしました。

英語を書いて覚えるのは無駄です。

どうすれば一番カンタンに英単語を覚えられるのか?

よかったら続きをご覧ください。

間違った単語の覚え方

まずは間違った覚え方を紹介します。

効率の悪い最悪な覚え方

1書いて覚える

英語を習ったばかりで、そもそもアルファベット自体に馴染みがない人にとっては、書いて覚えるというのは一つの手段です。

英語を習い始めたばかりの中学1年生とかです。

高校生や大人にとって書いて覚えるのは賢いやり方とはいえません。

「書くことでスペルも覚えられてお得」なんて考え方がありますが典型的な目的喪失型です。

学習をする上で目標となる部分は常に明確にしておく必要があって、英単語学習で重要視すべきは「書けること」ではなく「意味がわかること」

多くの効果を求めて勉強してしまうと効果が分散して、本来求めているものの効果は小さくなります。

2一単語ずつ覚える

一日10単語覚えれば1ヶ月で300単語覚えられる!

というように、少ない単語ずつ覚えるのは愚の骨頂です。短時間で覚えたものはその覚えた時間と同じ時間がたつと忘れていくからです。

1日10単語暗記は簡単だからこの勉強法をやってみる人が多い。

ですが、こうして覚えた単語は残念ながら2日もすると忘れます。

英単語は密集して学ぶよりも軽くたくさん会ったほうが覚えやすいのです。

単語の正しい覚え方

今度はおすすめの覚え方を紹介します。

効率のいい覚え方

1音読で覚える

英語の勉強法として音読は最も効果的です。リーディングやリスニングに限らず、単語暗記にも音読は効果的です。

書くという動作よりも圧倒的に簡単でイメージに残りやすいのが音読です。

”書いたことある”よりも”聞いたことある”のほうが記憶を呼び覚ませるわけです。

英語の学習を始める前に発音をある程度勉強しておくと、全ての英語学習において効率が飛躍的に上がるのでおすすめです。

2一気に覚える

1日10単語を覚えるのがバカな方法であるとお伝えしましたが、私のおすすめする方法は数百単語を一気に覚える方法です。

あるモノを暗記するのには

  • とても衝撃的である
  • 出会った回数が多い

のいずれかが必要です。

毎日10単語を確実に覚えて30日で300単語を覚えようとするよりも、毎日300単語を1ヶ月間毎日覚えようとするほうが簡単なんです。

毎日300単語を覚えようとするのは大変ですが、単語暗記のポイントは「覚えようとしないこと」にあります。

覚えようとするな

一番重要なことは覚えようとしないことです。

これによって1単語あたりにかかる負荷が極限まで減ります。だから1日で300単語まわすことが可能になります。

この低負荷の状態で1ヶ月毎日300単語を見返してみてください。

15日もたてば「この単語みたことある」状態が出来上がります。

見たことある状態を作りさえすれば、意味は簡単に覚えられます。下に書いてある英単語の暗記のステップを見てください。

単語記憶のステップ

  1. 見たことがない
  2. 見たことはあるが意味がわからない
  3. よく考えれば意味が思い出せる
  4. 瞬間的に意味が思い出せる

覚えようとしなくともステップ1からステップ2へは行けるんです。

300単語を15日間毎日欠かさず見ていれば8割は見たことある単語になります。

その中でも簡単な単語は意味がわかるようにもなります。残りの15日間でステップ2からステップ3もしくはステップ4状態になります。

どうしても覚えられない単語は一旦諦める。

覚えるのが難しい単語は出会い方を変えなければ覚えられません。

実際の英文の中で見たり、リスニングで聞いたり、そういったことが必要になってくるわけです。

英単語を集中的に学習する際は100を覚えるのではなく80を覚えられれば上出来として、あとは次のステップに進んでください。

1ヶ月で300単語覚える方法

実際にどういう風に語彙学習を進めていくかの解説です。

1週間目

まずは単語の発音を覚えてください。単語をみて発音できるようにしましょう。

最初の数日は単語をみて発音を覚えることだけに集中してください。

単語を見て、発音記号を確認して、10回発音する。これを300単語繰り返してください。

まずは単語と音のリンクを作って暗記しやすい脳内ベースを作る必要があります。

2週間目

単語をみた瞬間に発音ができるようになったら今度は単語の意味も覚えようとしてください。

具体的に言うと、その単語を発音しながら頭の中ではその単語の意味を日本語で考えてください。

例えば、口ではappleと言って頭ではりんごと言う。これをまた10回繰り返してください。簡単な単語はこれで覚えられるようになります。

3週間目

方法は2週間目と全く同じですが、今回は単語の範囲を狭めます。

瞬時に意味が出てくる単語はチェックをしてこのサイクルから外していきましょう。

だいたい3週目になるとほぼ全ての単語で”聞いたことある状態”が出来上がり、3、4割の単語は”瞬時に意味がわかる”状態になります。

4週間目

ここも3週目と全く同じです。

各単語を発音しながら、頭では日本語の意味を考えて、単語を回していってください。瞬時に出てくる単語を外すことは忘れずに。

ただ、3週目と比べて300単語回す負荷が半減しているはずなので、1日2,3周しましょう。簡単にできます。

そしてこの4週目が終わった段階で8割程度理解できていればその300単語はおしまいです。

次の300単語に進んでください。です。こうすることで長期記憶にしていきましょう。

関連語無視の単語帳がおすすめ

単語を覚えたいのなら単語の意味だけがのっている単語帳を使いましょう。

Duo3.0とか速読英単語とかは効率が悪いです。関連語もまずは無視してください。

文の中で覚えるべき単語は単純な暗記法では効果がなかった難しい単語たちです。

単語学習というより、英語学習の中で自然と覚えていく単語たちなので焦らなくても大丈夫です。

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