今回は”中学数学と高校数学の関連性”をメインに記事にしました。
中学数学ができなくても高校数学は出来ます。詳しくは続きをご覧ください。
中学数学に中身は無い
1文字式の扱いを学ぶ
中1で学ぶ内容はこれしかありません。文字式の所作を学ぶだけです。\(2*x\)を\(2x\)と書くとかそういったことです。延々と文字式の計算をさせられて中1数学はおしまいです。\(2x+3x=5x\)とかの計算です。
2連立方程式を解く
中2は連立方程式を解くだけです。文字式の計算に慣れた後は、連立方程式でわからない値を求めます。グラフと絡めて傾きだとか切片だとかを学びます。それだけです。
3ピタゴラスの定理
中3の仕上げはピタゴラスの定理。直角三角形に対して\(a^2+b^2=c^2\)とかいう公式です。これを使って長さを求めようとか、\(\sqrt{2}\)とかの導入をします。新しい数の概念も出て来ましたがそれだけです。
合同と相似は全く必要ない
中学数学では図形も大切な分野で、これは初等幾何と言われるのですが、この初等幾何は高校数学以降姿を消します。高校数学では図形問題すら方程式で記述するからです。文字式の扱いだけが重要で、図形が苦手でも関係ありません。
結局のところ、中学数学で学んだことはピタゴラスの定理と文字式の扱いだけです。こんなものは1週間あれば復習できますから、まずは1週間で文字式の計算とピタゴラスの定理の使い方の復習ぐらいはしましょう。
高校数学・受験数学で大事なこと
1文字式が正しく扱える事
中学数学に引き続き文字式の扱いが基礎中の基礎となってきます。因数分解や展開を含め、三角関数や微分積分などの複雑な計算を一つ一つ数式のルールに従って愚直に計算できる力が必要です。
そういう意味で中学数学と高校数学との関連性は”文字式の扱い方”くらいしかありません。
2条件を数学で記述する力
条件を数学で記述する能力も求められます。中学数学では連立方程式や1次方程式・2次方程式くらいしか条件を記述する問題はなかったのですが、高校数学では中学数学とは異なった条件の記述能力が求められます。
この点においても、中学数学をわざわざ復習する必要が無いということになります。高校数学での記述力は高校数学でまかなえます。
3数学パズルを解くゴリ押し力
大学受験数学や高校数学は難解なパズルのようなもので、条件を数学で記述して正しい計算さえ出来れば答えが出るようになっています。高校数学パズルを解く力はひたすら高校数学の問題を解くことで鍛えられるので、中学数学とは関係ありません。
まとめ
中学数学で習ったことは本当に薄っぺらいことばかりです。だから中高一貫進学校では中学数学の内容を一瞬で終わらせるわけです。中身が無いので時間をかけても無駄なんです。
文字式の扱いと三平方の定理さえ知っておけば問題ないので、簡単に復習すれば十分お釣りが来ます。