経済学系専攻からの指導依頼
今回もまた海外の大学に通っている方から単発での指導依頼を受けました。
専攻は経済学系で数学の課題を教えてほしいとのことでした。
指導内容
課題で出された数学の宿題を事前に全てこちらで解いて、それを説明していく形でオンライン指導をしました。
授業についていけないという悩みを持ちつつも、この課題の成績に占めるウェイトが4,50%もあったため、とにかく課題だけでも満点を取らなければいけない切羽詰まった状況でした。
課題の難易度
数学の問題と考えれば難易度的にはそこまで難しくはありませんでした。ただ今回の依頼は経済系専攻の方からだったので、もちろん課題にも経済用語がいくつかでてきていました。
経済用語に関して私は全く理解できていませんが、数学のフィールドに持ち込めれば解けるので、今回の生徒さんにもその旨は伝えて、あらかじめ経済学の問題を数学の問題に直してもらいました。
超短期指導
今回の指導の目的は課題の解答を一緒に作成・理解していくということだったので、指導回数は2回の合計5時間という短時間で仕上げました。
大学の講義が分からない方からの依頼は大体二つに分けられて、宿題添削か講義説明です。もしくは宿題添削+講義説明ですね。
1回や2回だけの短期指導依頼にも臨機応変に対応しますので課題でお困りの際は一度考えてみてください。
海外からの依頼が多い理由
課題のウェイトが高い
例えばアメリカの大学だと課題が成績へ影響する比率がかなり大きいです。最終試験や中間試験で合計6割を占め、課題だけで4割を占めることはよくあります。なかには課題の割合が5,6割の場合も。
つまり、課題で完璧に点を取らないと、試験で転んだら大変なことになるということです。
言語がわからない
留学初年度の方はどれだけ語学が堪能でも、大学・大学院レベルの専門的な分野を初学習する際、かなり大変な思いをします。
授業がわからないのは語学のせいなのか数学のせいなのか、もしくは両方のせいなのか。そんな状態だから、教授に質問をしにいっても分からないかもしれないと考え、自分ひとりで課題とにらめっこする人が多い印象です。
頼れる人がいない
海外の大学・大学院では日本人がほとんどいません。自分のわからない箇所をしっかりと明確に伝えられる語学力を持っている人以外は、頼れる人がそばに居ないというのが多くの人に共通する現状です。
おわりに
講義も語学もあんまりわからないし、教授に質問しにいくのも億劫なとき、オンラインでもいいから日本語が通じる相手に好き放題質問したいと考えるのは自然です。
だから海外で学んでいる方からの指導依頼が半数を超えるのかなと最近気づき始めました。
オンライン指導に興味がある方はぜひ一度じっくり考えてみてください。