今回はメールで頂いたお悩み相談・ご依頼相談を紹介していきます。
受験・大学院受験のお悩み相談
東大6割のために青チャートの進め方は?
青チャートは分厚いので時間が無ければ出来ません。現状どれだけ数学が出来るか分かりませんが、章末問題の出来を見て必要な分野を絞っていく必要があります。初見で5割解ければその問題集を解くレベルにはいます。8割解ければ学ぶことも少ないでしょう。現時点で何割解けるかで学習するかめることをおすすめします。
また、確率、ベクトル、数列、整数以外は結局繋がってるので、数3から勉強して不明点を復習するのもありだと思います。もちろん数1から順番通りでも大丈夫です。
私の場合、青チャートで2B以外をやらなかったのは、3cは教科書学習後すぐでも自力で解けたからです。さらに言えば1体1対応も苦手分野しか復習していません。その後難易度を上げた複合型問題集をしましたが、特に問題はありませんでした。しかるべき難易度の問題集まで出来ていれば東大でも6割はとれます。
コンピューターサイエンスに数学は必要?
ですが、中学、高校全く数学がダメな私にも関わらず、大学の専攻はコンピューターサイエンスです。完全に自殺行為だとは思います。勉強のし直しに必要なポイントや、何をしたらいいのか、どのようなテキストがいいのかなど、こんな私にアドバイス頂けませんでしょうか?
コンピューターサイエンスは数学をそこまで必要としないものの、数学的なマインドは大事になってくると思います。つまり、論理的思考力の部分です。この部分はパズルのようなものなので、実際にプログラムを書きながら学んでいけると思います。
また、数学をそこまで必要しないとは書きましたが、分野によってはある程度の知識が求められる場合もあります。その場合でも高校数学で求められるのは確率、数列、ベクトル(行列)、微分積分の内容程度です。テキストはやはり教科書が一番かと思います。復習のためならここにある高校数学の教科書で十分なはずです。必要なら部分を復習してみてください。問題を解くというより、概念を定着させることが大事です。
もし中学数学からということであればこのページを参考にしてみてください。大人になってじっくりと考えれば意外と簡単に思えるかもしれません。
究極的には、アメリカの大学では必要なものは大学で学べるようになっているのでそこまで心配することもありません。初歩的な数学で分からないことがあったら、そのたびに教科書を見直すことをお勧めします。
米国大学院入試で何が大事?
大学院留学に関して調べていたところ、こちらのブログを見つけ問い合わせた次第です。私も立命館大学出身で大学院に留学される方の情報がほとんどない中、数学という難関分野で博士課程の合格を勝ち取った先輩がいると知り感銘を受けました。アメリカでは修士なしで博士に出願することが可能と聞いたのですが、どのように研究力をアピールしたのでしょうか。論文の質やコネクションなどが重要になるのでしょうか。何か合格した秘訣があればお聞きしたいです。また事前に指導教員の方と面接やビデオ通話などをしていたのかお聞かせいただけると幸いです。
私の専攻は数学なのでかなり異質ですが、学部や修士卒では学会発表や論文掲載は通常出来ないため、一般的には評価の対象とはなっていません。ただ他の専攻であれば、卒研の内容だったり学術系サークルで何かしらの大会や研究発表を行なっていれば評価されます。とは言っても研究発表を頻繁に行っていることが要求されるのはそれこそ日本でも耳にする超一流大学だけで、推薦状3通がしっかりしていれば十分に通用するはずです。
出願先の先生との事前ミーティングはもちろんあればいいですが、こちらからお願いするようなことでもないです。あっても研究室の見学ぐらいが妥当です。出願後の面接は大学によって有無がわかれます。
個人的に大事だなと思うのは推薦状、SOP、GPA、研究成果がなければGRE(subject)です。もちろん学部生のうちから論文をバンバン出していればどこにでも受かりますし、指導教官の知り合いがいる大学院は受かりやすいです。私の場合は良い推薦状とGPAで乗り切ったかなと思っています。立命館大学での当時の指導教官が非常に応援的でPh.D出願の仕組みも理解されていたことも幸運でした。
究極的には総合点で合否が決まるので、足りないものはどこかで補うことができると思います。
ご依頼相談
帰国後の子供の学習状況が...
指導依頼を頂いたのですが指導対象が小学生だということで丁重にお断りさせていただきました。
1時間1万円の指導料を頂くうえで、私でなければできないような、あるいは専門性の高い内容以外の指導に関しては基本的にお断りさせていただいています。
小中高生であれば近くの大学生にお願いしたほうが効率的で費用面でもGOODでしょう。
高校生だけど独自研究が...
高校生で研究熱心な方からのご依頼メールをいただきました。
非常に指導したい気持ちにそそられるのは確かですが、この方も同じくお断りさせていただきました。
理由は大学のサークルや社会人サークルに混じることが出来れば、メンター付き学習は無料でできるからです。わざわざ研究のためにお金を払う必要はありません。
※オンラインの指導プランについては下記をご覧ください。
悩んでいる方はいつでも
数学の悩み、勉強法の悩み、受験の悩み。
何でもご相談ください。私個人の意見ですがお答えいたします。
おまけ
受験を終えた後の未来について目を向けて、頑張ってください。