数学が嫌いな人は数学の勉強の自由さに気がついていません。
黒板をノートに写して、蛍光ペンを引いて、計算ミスをしては消しごむで消すことの繰り返し。
今回は”数学を楽しく勉強するための工夫”をシェアします。
そもそもストレスが貯まる原因
気付かぬうちにストレスがたまる原因はズバリ「消しゴム」です。
消しゴムのストレス
中学生・高校生は「ボールペンを使ってはいけない」というルールでもあるのでしょうか?
芯が折れるシャーペンを使って、手は真っ黒に。
計算ミスをしては消しゴムでノートを削り、力余ってビリビリとノートを破壊する。
ストレスがたまらないわけがありません。
消しゴムを使うデメリット
消しゴムのデメリットはストレスが貯まるだけではありません。
数学の勉強する時に大事なことは
- 論理全体を見通せるようにしておくこと
- 下書きと清書を分けること
- 計算過程は残しておくこと
「間違っては消す」の繰り返しでは、いつまでたっても数学の正しい勉強法が身につきません。
「どこが間違っているのか」を探すことも数学の勉強です。
数学の問題を解く時には、下書きで解いてみて、考えながらもう一度清書をすれば、記述の方法も自然と身につきますし。
数学科の勉強環境
実際、数学を専門に勉強している数学科の大学生の勉強環境は以下のとおりです。
数学の勉強を効率的にする環境
- ボールペンを使う:
弱い筆圧で書けるので手が疲れないし、スラスラ書けるので計算が早くなります。消すことができないので自然と正しい勉強法が身につきます。 - コピー用紙を使う:
問題を解く時に必ずコピー用紙を下書きとして使います。計算用紙としても使い、必要な計算やアイデアの列挙をこのコピー用紙で行います。消す必要がないので「頭の中で考えたアイデア」「計算過程の間違い」「解答の方針」をいつでも俯瞰的に見直すことが出来ます。
何でシャーペンとノートに拘る?
数学のノートは見直す必要は無いので、キレイに書く必要はありません。
ノートを書く理由は「下書きで書いたアイデアを道筋立てて、数学のストーリーを作る」ことです。
- 下書きでアイデアを書きまくる(発想力アップ)
- それをまとめる(論理力アップ)
ことが必要になってきます。
シャーペンとノートを使うことだけにこだわり続けていては、いつまでたっても数学の本質にたどり着けません。
数学の勉強を楽しくする工夫
シャーペンとノートを使うことでストレスが知らないうちにたまってるのは既に言ったとおりです。
ボールペン・コピー用紙だけを使う
数学勉強における三種の神器は
- スラスラ書けるボールペン
- A4サイズのコピー用紙
- A4サイズのノート
です。
私が愛用しているのはアクロボールとキヤノン普通紙です。ノートは正直適当です。
電子計算用紙を使えばもっと楽しく
これまで数年間、ずっとコピー用紙を計算用紙代わりに使ってきましたが「電子計算用紙」を最近購入しました。
これは一般的にブギーボードと呼ばれてるものですが、2,3台用意しておけば超長い計算でも十分に足ります。
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ボード部分が透明なブギーボードです。ガラス窓に文字を書いている気分でスラスラと書けます。
電子ブギーボードなので文字の発色も良く、バックライトはないので目に負担はかかりません。
電池も交換いらずで、何万回も使えます。
清書用のノートとは別に「カッコいい計算用紙」として透明ブギーボードで勉強にやる気をだすのもありです。
電子ノートがノートの最終形態
計算用紙を電子化して思ったことがあります。
ノートが電子化できれば、学校に持っていくノートを1つだけにすることが出来ます。
そこで探しに探した結果、私は見つけてしまいました。SONYデジタルペーパー (A4サイズ)を。
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Ipadのようなタブレット端末とは違い、ノート専用のデジタル端末です。
- バックライトを使用していないから目に優しい
- A4サイズ350gで80枚ノートよりも軽い
- 1回の充電で3週間持つ
ただ、お値段は高めで80000円ほど。気軽に買える値段ではないので、私も少し躊躇中。
今後買うことは決めてるんですが、時期は見極める予定です。
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おわりに
数学の勉強でストレスを感じる人は、勉強以外の部分でストレスを減らしましょう。
オススメできること
- ボールペンを使う
- コピー用紙を使う
- ブギーボードを計算用紙として使う
- 電子ノートを使う
特に「ボールペンとコピー用紙での勉強」は数学科の大学生だけでなく多くの数学者もやってることです。
数学を勉強する上で効率が良いということの証拠です。
シャーペンと消しゴムはすてて、ぜひ新しい環境を整えて下さい。